テクノロジー

建設・環境耐震・制振技術

建設・環境技術

耐震・制振技術の紹介

リニューアルを得意とする総合建設企業として独自のノウハウと実績の紹介

品質とコスト効率の向上を目指す新たに取り組むPC事業の紹介

耐震・制振技術

大木建設は、耐震構造技術、制振技術を駆使した建物を高品質で施工いたします。当社の施工技術をオフィス+共同住宅の超高層建物で紹介いたします。
【住友不動産神田ビル2号館 時系列】

耐震技術とは

耐震とは、建物が大地震を受けても壊れないように建物の強度を上げ地震力に抵抗しようとする構法です。

耐震性を高める技術

CFT(コンクリート充填鋼管)構造の解説

▶︎CFT構造とは

  • 柱の鋼管内にコンクリートを充填した柱と鉄骨梁の構造で、優れた耐震性能を持っている構造です。

▶︎CFT構造の特徴は

  • コンファインド効果(注1)により柱の軸圧縮耐力・曲げ耐力及び変形性能が増大するため構造性能が向上します。(注1:コンクリートが鉄骨(鋼管)の座屈を抑え、鉄骨(鋼管)がコンクリートの圧壊を抑えること)
  • 柱断面を小さくすることができ、大スパンにも対応できるため設計の自由度が向上します。
  • 型枠、鉄筋工事が不要となるため省資源・省力化することができます。

▶︎CFT構造の施工概要

  • 圧入実績
    当社では、高さ約90mの鋼管柱へ3回に分けて圧入した実績があります。

施工状況

①圧入階の鋼管柱の圧入口に配管

②高流動コンクリートをポンプ車から柱に圧入

③圧入速度を管理しながら圧入し柱頭部までコンクリートを充填

④圧入完了後スライドバルブを閉鎖

耐震ブレース・鋼板壁

柱や梁の骨組みの強度を上げる他に、耐震ブレースを取り付けたり、鋼板壁を取り付けたりします。

施工状況

スパン31.6m、梁せい2,500mmの鉄骨を用いたスーパーフレームに耐震ブレースと鋼板壁を取り付けている状況です。

耐震ブレース取付状況(せい400〜700mmのH形断面)

鋼板壁取付状況(板厚16〜36mm)

制振技術とは

制振とは、建物に振動エネルギーを吸収する制振部材・装置を取り付け地震や強風による揺れを低減する構造です。制振部材・装置がエネルギーを吸収できるのは、部材に柔らかい鋼材を用いて地震のエネルギーを鋼材が変形する力に変えたり、粘りのある液体を用いてその液体が移動する際に生じる抵抗力を利用したりしているからです。

制振ブレース施工状況

当社では、降伏点が225N/mm2で伸び性能が高く大きな変形に追随できる低降伏点鋼を用いた制振ブレースの施工実績があります。

制振ブレース

制振ブレース取付状況

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